基礎疾患をお持ちの方へ:ワクチン接種のご案内
持病(基礎疾患)をお持ちの方は、健康な方に比べて感染症にかかりやすく、肺炎や入院などの重篤な状態になりやすいことが知られています。感染症の発症をできるだけ未然に防ぎ、日々の生活を安全に過ごすために、ご自身のワクチン接種状況をご確認の上、以下の感染ワクチン接種をご検討ください。
1. 肺炎球菌ワクチン
肺炎の原因菌で最も多い「肺炎球菌」による感染を防ぎ、重症化を抑えます。呼吸器疾患や心臓・腎臓などに持病のある方には特に推奨されます。
※接種のタイミング:23価多糖体ワクチン(ニューモバックス等)の場合、接種後5年以上経過していれば、再接種(任意接種)が勧められます。適切な間隔を確認して再接種をご検討ください。
2. インフルエンザワクチン
毎年流行する季節性インフルエンザによる発症や重症化(肺炎や持病の悪化)を防ぎます。
※接種のタイミング:流行シーズンが始まる2週間ほど前から(例年であれば10-11月頃)に、年1回の接種が推奨されます。2026年は流行期が速いことが予想されており、はやめの接種が推奨されています。
3. 新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン
変異を繰り返す新型コロナウイルス感染症による重症化や入院リスクを低減します。
※接種のタイミング:国の指針や自治体のお知らせに基づき、最新の流行株に対応したワクチンを定期的に(通常はインフルエンザワクチンと同時期に年1回)接種することが推奨されています。
4. RSウイルスワクチン
乳幼児だけでなく高齢者や基礎疾患(慢性呼吸器疾患や心疾患など)を持つ大人においても、重症の肺炎や気管支炎を引き起こすRSウイルスの発症・重症化を防ぎます。
※接種のタイミング:対象年齢(主に60歳以上など)や持病の状況に合わせて、接種を行います。基本的に1回のみの接種となります。
5. 帯状疱疹ワクチン
免疫力が低下した際や加齢に伴い、水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化して起こる辛い痛み(帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛)を予防します。また脳や目、耳などに発症し重症化したり、つらい後遺症を残す場合もあります。
※接種のタイミング:使用するワクチン(生ワクチンまたは不活化ワクチン)によって接種回数やスケジュールが異なります。不活化ワクチンの場合は通常、2回目の接種(1回目から2〜6ヶ月後)を行い長期的な免疫を維持します。
※接種にあたっての注意点
ワクチンは、感染症の発症を完全に防げるわけではありませんが、「かかっても軽症で済ませる」ための非常に強力な手段です。
現在受けている治療や持病の状態によって、接種できるタイミングや使用できるワクチンが異なります。かかりつけ医にご相談のうえ、体調の良い時に計画的に接種を行ってください。