3. 当院の医療情報

以下には医療情報のトピックスをお示しします。これらについては、可能な限り、的確な診断のもとに、妥当な治療の実績に目指した診療を行います。しかし、さまざまな手術などの集中医療を要する場合例えば狭心症に対する心臓カテーテルなどの検査・治療を要する場合があります。これらに対して、必要に応じ、専門病院へ紹介を行っています。

当院では疾病の発見と予防のため、各種検査項目用意しています。当院でできない検査や、連携を必要とする治療については、積極的に松山圏などの他の医療機関へ紹介等行っております。

循環器系の病気 について ~ 以下をクリックすると該当ページへリンクします

高血圧脂質異常症/高脂血症糖尿病高尿酸血睡眠時無呼吸症候群

狭心症/心筋梗塞心臓弁膜症不整脈心不全

気管支喘息

気管支喘息ってなに?

呼吸をすると、肺に空気が入ったり出たりしますが、その通り道である気管支が炎症によって狭くなってしまい、うまく呼吸ができなくなり苦しくなる状態を繰り返す疾患です。典型的な気管支喘息では気道が狭いために、特に息を吐く際にヒューヒュー、ゼーゼーと異常な呼吸音がみられます。ハウスダストや黄砂、花粉などの吸入するアレルギー源や喫煙(副流煙含む)、気温、ストレス、激しい運動、薬物(解熱鎮痛剤など)、ストレスや風邪などをきっかけに呼吸が苦しくなる発作を繰り返します。

気道が過敏になっており治療をしなければ慢性的に炎症が起こってしまい、発作を容易に繰り返すほか、長期間炎症が続くことで気管支がさらに狭く固くなってしまい、治療がさらに難しくなってしまいます。


気管支喘息と言われたら?

喘息の発作が出た際は、アレルギーを抑えたり、気管支を広げる効果のある飲み薬や吸入薬、点滴での治療が一般的です。苦しくて横になれない場合や酸素が十分に取り込めていない場合は入院が必要になります。

また、年に数回だけの発作で、発作がある時だけ治療をすればよいと思われる方がいますが、軽症であっても発作を繰り返している方の気管支では、炎症が繰り返して起こります。普段落ち着いている時から適切な予防治療を継続しなければ、炎症を繰り返す過程で気管支の壁が損傷し、気管支が狭くなってしまいます。症状がない時に、いかに発作を起こさせないように予防できるかが喘息の管理には重要です。



アレルギー/花粉症

アレルギーには様々な種類があります。花粉やハウスダスト、ペットの毛やダニなどによるアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などのほか、特定の食べ物や飲み物で起こる食物アレルギーや、アクセサリーや時計、歯科で使用される素材が原因で起こる金属アレルギーなどがあります。

主な症状はくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、皮膚のかゆみや目のかゆみ、充血、口の腫れや違和感などのほか、下痢や嘔吐などの腹部症状や、ひどい場合は呼吸困難などで発覚することがあります。

治療の方法として、まず第一にアレルギーの原因となるものの特定と、原因からの回避が望まれます。ハウスダストやペットの毛、ダニなどが原因の場合は室内の掃除をこまめにしたり、ペットの飼育環境を考えたりする必要があります。花粉が原因の場合は、飛散時期は外出を控えたり、外から帰った時は髪や衣類をよく払う、花粉がつきにくい衣類を選ぶ、マスクや眼鏡を使用する、などの対策が挙げられます。

普段の日常生活に支障がでる場合は飲み薬や点鼻薬、点眼薬を使用することで症状の緩和が期待できます。毎年花粉症に悩まされるといった方は、シーズンの少し前からお薬を飲み始めることで、辛かった症状が緩和されるかもしれません。まずはお気軽にご相談ください。

在 宅 医 療 について

また、患者さんのいたみのわかる医療を志すため、身体不自由など、外来通院が困難な患者さんへは、訪問診療(往診)、訪問看護など(当院以外の訪問看護ステーションも利用)を行っております。現在、寝たきりの方や身体にハンディキャップをもった方を主な対象として在宅医療を行っています。また、在宅酸素療法(Home OxygenTherapy:HOT)、経管栄養(ED,PEG)などをしている方も診ています。

ご希望のある方は、ご気楽にご相談下さい。